産科診療内容(診療科目)
妊娠初期から中期までの妊婦検診
当クリニックは分娩を扱っていませんので、分娩制限のある施設には早めに、そうではない場合にもそれなりの時期に分娩予約していただく様にしています。
分娩予定施設を受診し、分娩予約を済ませ、その後異常がなければ、妊娠32週頃まで当クリニックで責任を持って管理させて頂きます。経過中に異常が生じた場合には、
周産期センター(西部医療センター)などの高次医療施設に責任もって、ご紹介申し上げます。通常、妊娠32週以後は分娩予定施設での検診を受けて頂く様にしています(いつ頃に分娩予定施設に移るかは、
里帰り分娩予定者を含め分娩予定施設の方針に従っていただきます)。
分娩制限をしている病院では、妊娠初期に早めに分娩予約を済ませなければならない事もありますので、よろしくお願いします。
当クリニックは、毎回の検診に超音波断層検査を行い、4D超音波診断も希望時追加料金にて行っています。
4D超音波画像
母乳外来 ;
- 国際認定ラクテーション コンサルタントの資格のある助産師が中心となり、母乳育児相談を行っています。
- 産後の乳房管理(乳房マッサージから、乳腺炎ケア,断乳まで)を行いま す。
流産手術、人工妊娠中絶などの小手術は日帰り手術として行っています。
婦人科診療内容
- 外陰部、膣の疾患(おりものの異常、かゆみ、痛み、腫れ物)、帯下(おりもの)の異常には細菌性腟炎、外陰膣カンジダ症からクラミジア頚管炎,淋菌性頚管炎などの性行為感染症(STD)があり、外陰部の腫れ、痛みには炎症性アテローム、性器ヘルペスなどがあります。
諸検査の上、治療します。
- 子宮、卵巣の疾患では、主に、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣嚢腫などが挙げられますが、子宮筋腫では月経過多(生理の時、血の塊が多い)、不正出血等で貧血を招き、子宮内膜症による月経困難(生理痛がひどい)、下腹部痛や子宮腺筋症(子宮筋層内に限局して内膜症病変が発生する場合に使用します)による月経困難、月経過多等が起きます。当クリニックで管理可能な保存的治療には次の様なものがあります。
- 偽閉経療法
- ホルモン療法(低用量ピルなど)
- ミレーナIUS(新しく月経困難、月経過多の治療として保険治療が認められた。避妊目的以外の使用法)
- 漢方、止血剤により月経過多や生理痛を緩和する方法
- 卵巣機能異常や排卵障害に伴う月経不順、不正子宮出血等の治療として、ホルモン療法、漢方薬による治療法をご提案します。
- 不妊症の治療(体外受精などの高度生殖医療に属する治療は取り扱っていません)漢方薬、排卵誘発剤、及びホルモン剤を組み合わせて治療します。AIH(夫の精子を用いた人工授精)は実施しております。
- 更年期障害(ホルモン補充療法、漢方医療の併用)、心身症、自律神経失調症、月経前緊張症(PMS)の治療。
- 生活習慣病(高血圧症、脂質代謝異常症)などの、婦人内科疾患の治療。
- 子宮の下垂、脱出(ソフトペッサリーなどの保存治療に応じます)保存的管理。手術が必要なときは連携病院にご紹介します。
- 過活動膀胱に伴う尿失禁、排尿障害の保存的治療を行います。
- 日帰り手術(婦人科)を行っています。対象とする疾患は子宮内膜ポリープ、バルトリン嚢胞、子宮頸部異形成です。円錐切除(LEEP)は術後の通院が可能な方に限ります。詳しくは診察してからお話しします。